取材-編集 :IPCC通信 2019/10/30
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ForeAiderのセンサーマットは、ベッドマットの下に置くだけで、ごく普通のベッドにすぐにスマート・ベットの機能を持たせることができる。たいへん手軽なスマート化だ。センサーマットには空気が充填されており、管を通じて気圧センサーに接続されることで、ベッド上の振動などの状況を監視できる。
実際の利用としては、ベットに寝ているだけで、心拍数、 呼吸数、寝返りなどの状態が観察でき、設定によっては転倒や呼吸停止などの異状を検出することもできる。また、ベットをパンパンと複数回叩くと患者自身による緊急呼び出しも可能だという。
驚かされたのはその性能。他社の同種の技術と比較した場合、厚さ25cmまでであればベッドマットの下においても動作するので設置が容易である。またセンサーマットの中にはセンサー類はなく、空気が充填されているだけのため、コスト的にも有利で、故障率も低く、安定性に優れ、メンテナンスコストも安価になるなどのメリットがある。寝返りを転倒と誤判定しない、さまざまな振動から確実に心拍や呼吸の情報を取り出すのはAIによる分析を活用している。